高濃度ビタミンCを点滴療法で注入することによって優れた美容効果を発揮させることができます。
メラニンの抑制やコラーゲンの生成促進、活性酸素の除去によるアンチエイジングなど、
経口摂取以上に有効な働きを示し、体の中から美しさを生み出すことが可能です。
では美容効果の一方で副作用のリスクはないのかというと、基本的には重大なリスクになり得るといったことはありません。
点滴療法で用いる高濃度ビタミンCは水溶性ですので、尿中排泄が速やかに行われます。蓄積することで過敏症が起こることもなく、美容効果だけを発揮して人体への負担になることなく作用します。
ただし、稀に発生する可能性がある副作用の存在や、点滴療法を受けられない人の特徴もありますので、注意も必要です。
可能性は低いものの、発症した報告がある症状に腎結石が挙げられます。特に腎臓の機能に問題を抱えている場合は負担が掛かってしまうリスクがあるため、元々異常を抱えている人は注意しなければいけません。
しかし施術の際には採血で腎機能のチェックも行いますので、医師から適合の有無を判断してもらうことが可能です。
重度の腎不全や透析患者の場合は施術を受けられないことがあります。
これらの症状を持っている人は水分制限が必要なために点滴療法には適合しません。
高度の心不全並びに不整脈がある場合も同じく施術を受けられません。高濃度ビタミンCと一緒に水分も注入することで負担が掛かる恐れがあるからです。
したがって持病がある人は申告を欠かさず相談の上で判断する必要があります。
その他にも発生し得る副作用としては血管痛が挙げられます。
ただこれは高濃度ビタミンCの点滴療法に限定したものではなく、静脈に針を刺す以上、他の点滴でも発生し得るものです。腕の角度や点滴速度などを調整することで消失する程度のものでもあります。したがって、実質副作用と呼べるものはなく安全に受けられる施術と言えるでしょう。